第59回日本癌治療学会学術集会(2021年10月21日から10月23日 ※共催:ジェノダイブファーマ株式会社)のイブニングセミナー3にて、当施設所長 田口淳一医師が「リキッドバイオプシー情報に基づくがん細胞クローン変化の同定とネオアンチゲン免疫療法への応用」を題目とする研究発表を行いました。
この発表では、東京ミッドタウン先端医療研究所の症例データ解析を基に、固形がんの治療効果判定にリキッドバイオプシー検査を用いた「genomic RECIST(ゲノミックレシスト)」を考案し、臨床上の有用性が示唆されました。
固形がんの治療効果判定であるRECISTガイドラインは、CTやPET等の画像診断により、腫瘍の大きさ(量)を基準に4段階で評価し、国内外でこの基準が採用されています。
しかしながら東京ミッドタウン先端医療研究所の研究成果から、腫瘍の大きさとがん遺伝子変異の検出量は必ずしも比例しないことがわかりました。田口医師は通常のRECIST判定に加えて、ゲノム解析結果を基にがん治療の効果判定を行う「genomic RECIST」を考案し、リキッドバイオプシー解析をがん治療のモニタリングとして定期的に実施することの重要性とネオアンチゲン同定の定義を示しました。
※国立がん研究センター がん情報サービスより https://ganjoho.jp/public/qa_links/dictionary/dic01/modal/RECIST.html
詳細は下記よりご覧ください
https://www.amcare.co.jp/news/uploads/PR_release_sentan_amc20211029.pdf
※株式会社アドバンスト・メディカル・ケア NEWS RELEASEより